自分で証拠写真を用意できるか

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自分で証拠写真を用意できるか

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浮気の証拠として、探偵や興信所の調査報告書でも用いられるのが写真で、妻の顔がバッチリ写っていれば、それだけでかなり有力な証拠です。
ところが写真というのは、自分で用意するとなると、意外なほど苦労するものです。

まず、写真を取るために近づけないので、高性能の望遠レンズと高画質のカメラが必要です。
両方を兼ね備えるのは一般用途ではなく、業務向けの高価なカメラになるでしょう。

さらに、浮気という行動は基本的に夜に行われることが多いので、どうしても暗視機能が必須です。
当たり前ですが、フラッシュで撮影するわけにはいかないのですし、ズーム状態でフラッシュなど何の意味もありません。
こちらも一般向けのカメラについているような、簡易的な集光機能程度では不足で、探偵や興信所では必ず暗視機能を持つ機材を用意しています。

ここまで揃ってようやく写す前準備にしかならず、実際に妻を尾行して男性と一緒にいるところを写すという作業が待っています。
もしくは、離れた場所でずっとカメラを構え、妻と男性が訪れるのを待っていなくてはなりません。
顔が判別できるアングルで、なおかつ高画質で鮮明に写さなければ証拠能力に欠けてしまうので、一発できれいに写せることなどまずないでしょう。

それだけではなく、継続的に妻と男性の行動を記録していかないと、浮気の証拠としては認められません。
デジタル化の進んだこの時代では、写真程度は画像編集ソフトで簡単に捏造できるからです。
したがって、何月何日と日付入りで複数の写真を用意し、妻と男性の関係が、疑いようもなく継続的に行われてきたという証拠が必要です。

このように、自分で浮気の証拠写真を取るためには、機材の準備と写真を揃えるための苦労という、お金・時間・手間の全てが犠牲になります。
費用対効果が表れないというのが正直なところで、だからこそ、浮気調査は探偵や興信所に依頼されるのかもしれません。