浮気調査は裁判前提

離婚を考える段階において浮気調査がされるのは、ほとんどの場合において、相手を問い詰め謝罪させることが目的ではありません。

浮気をずっと隠し通すというのは、一緒に暮らしている夫婦においては難しいもので、浮気調査を依頼する側というのは、大抵は浮気の確信を持っています。
もしくは公然と浮気が行われていても、浮気調査というのは依頼されることがあります。

相手が浮気していると知っているのに、なぜあえて浮気調査が行われるのでしょうか？

相手が浮気を認め謝罪すれば済むなら、夫婦としてやり直せる可能性が高く、逆に高いお金を掛けて浮気調査までは行いません。
浮気調査は、調査報告書という証拠を得るために行われ、調停や裁判を有利に戦う、つまり自分が有利な条件で離婚するための手段の一環として行われます。

離婚においては、財産分与や慰謝料など、金銭的な問題が発生しやすく、考慮されるのはどうしても「どちらが悪いか」です。
どちらが悪いかを決定付けるのが浮気調査の調査報告書で、調査報告書がないなら、否定されるとおしまいの浮気調査など、何の意味も持ちません。
もし、あなたが浮気調査されている側なら、既に妻は離婚と慰謝料請求をするつもりだと考えても、それほど外れてはいないでしょう。