離婚調停での調停委員との話し合い

調停室では、男女1人ずつの調停委員に対し、あなたと妻が交互に話をします。
あなたが調停を申し立てたのであれば、最初に呼ばれるのはあなたです。

調停を申し立てるに至った経緯や現状、希望について改めて主張することになります。
同じように妻にも希望を聞いて、その上で妥協点を探っていくのが調停委員の役割です。

原則的に、調停委員は双方の心情や将来に配慮しますが、時には調停委員によって説得が試みられる場合もあります。
この点は、時々トラブルを引き起こしますが、そうでもしないと、双方の意見を聞くだけではいつまでたっても解決に結びつかず、第三者の客観的な意見（提案）を示すということです。
調停は話し合いの場として存在しても、一向にまとまらない話し合いのために場所を提供するだけの存在では意味がありません。

もちろん、調停委員の提案や妻の希望に対して、あなたには合意しない自由があり、それは妻も同じです。
話し合いが平行線で進まず、当事者の意思が揺るがないと判断されれば、調停は不成立の方向に向かっていくことになります。