年金は増えるのか減るのか
女性の方は→女性のための離婚知恵袋
年金分割によって年金が増えるか減るかは、婚姻中に夫婦のお互いがどれだけ厚生年金や共済年金に納付しているかによって異なります。
単に婚姻中の収入が影響するのではなく、対象が厚生年金や共済年金であることに注意しましょう。
あなたが婚姻中にどのような年金納付記録を持っているかで、増えるか減るかが決まっていきます。
■あなたが自営業か家庭にいる
あなたは厚生年金や共済年金に加入していないので、年金が減ることはありません。
・増える場合
妻が会社員か公務員なら、厚生年金や共済年金に加入しているので、婚姻中の期間に該当する納付記録を分割することで、あなたの年金が増えます。
・変わらない場合
妻も自営業か家庭にいれば、厚生年金や共済年金に加入していないので、分割する納付記録がなく、お互いに年金は変わりません。
■あなたが会社員か公務員
あなたは厚生年金や共済年金に加入しているので、妻の年金加入状況によって変わります。
・増える場合
妻が会社員か公務員で、あなたより婚姻中の収入が多ければ、妻のほうが多く納付しており、分割することであなたの年金が増えます。
・減る場合
妻が自営業か家庭にいる場合と、妻が会社員か公務員で、あなたより婚姻中の収入が少なれば、分割することであなたの年金が減ります。
・変わらない場合
可能性は低いですが、妻が会社員か公務員で、あなたと同じ収入であれば、納付額も同じであるため分割しても年金額が変わりません。