保育所入所は厳しい

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保育所入所は厳しい

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もし離婚後に、あなたが幼い子を引き取って育てるとしたら、実家を頼れなければ相当に厳しい現実が待ち構えています。

都市部を中心に、保育所に入れない待機児童が多く、世の中の働く女性は、保育所に入るための活動、いわゆる保活をしていると知っているでしょうか?
それどころか、保育所のためだけに、入りやすい自治体へ引っ越す動きが見られるほどで、常に激戦が繰り広げられています。

そこまで知っていて、離婚を決めたのであれば、保育所のことまで考えていたでしょう。
そうではない場合、とにかく子供を預ける先を見つける必要がありますが、お金を出せば済むような話ではないのです。

保育所というのは、年齢別に定員が決まっており、それは保育士の数や施設の広さなどが影響します。
そして、一般には小さい子供ほど手が掛かるため、0歳児は少ない定員で、年齢が上がるにつれて定員数は大きくなる傾向にあります。

ここまで来て、勘のいい人ならもう気付いたでしょうか。
保育所を必要とする親が、全員次の年も保育所に預けるとすれば、年齢別の定員数の差の分だけしか新規募集は行えません。
0歳児は1歳児の枠へ、1歳児は2歳児の枠へ入ることになり、新規募集になる0歳児以外は、僅かな枠しかないということです。

その僅かな枠に、大量の入所希望が殺到し、倍率は何十倍にもなります。
あふれた親たちは、必然的に他の保育所にも申し込みますが、皆考えることは同じで、どこも空きがありません。
少子高齢化のこの時代であっても、保育所と保育士の数は、待機児童に比べて圧倒的に不足しています。

まだ離婚前なら、今すぐにでも地域の保育所について調べ、先手を打たなければならないでしょう。
恐らくほとんどの男性が考えているほど、保育所事情は甘くなく、預け先が決まらなければ休業しなくてはならないほど深刻です。